カテゴリ:本( 19 )
和田竜「のぼうの城」
のぼうの城を購入、上下ともに。

映画化されてるみたいでちょうどいろいろ読み終わったとこなので
ちょうど良かった。

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また感想書きまーーっす!


では!
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by fbmitu | 2013-04-28 16:30 |
神去なあなあ日常
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三浦しをんさん、神去なあなあ日常を読む。

読むというか年末くらいに読んでたのだがブログに全然書いてなかったので
今更ながら書く。

神去村という架空の村を舞台にした林業のお話。
そこに林業実習生として送り込まれた主人公を巡る出来事がとにかく面白い。

日本の田舎の良さ、人の感じがよく表現されてて母方の実家が島根の山奥なヨシダには
共感を呼ぶ部分が沢山あった。

「 山のもんを、ひとの住む場所に入れてはあかんねぃな。山は山、ひとはひとや」


良くも悪くも、日本が忘れかけてた何かがこの本にはある気がするなー。




では!
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by fbmitu | 2013-03-29 20:11 |
モダンタイムズ
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伊坂幸太郎さんのモダンタイムスを読む。
電子書籍では中々コンテンツが増えない中、伊坂さんの作品が増えてきているので
抜群の安定感で気楽にダウンロード。


『魔王』の続編。そして同時期に『ゴールデンスランバー』を書いていたということで
ゴールデンスランバーでは意志をもった組織として描かれていた国家のシステムが
今回は分業されて完成した監視・管理システムとして描かれている。

「人は分からないことがあったらまず検索する」という当たり前の行為を逆手にとって、
検索した人間が次々に監視され危険なことに巻き込まれていく話。

仕事が次々に引き継がれることで作業が細分化され、最終的には良心や罪悪感が消えていく。
仕事だからやらざるを得ない。「そういうものだ」、で決めつけてしまったら、仕事で殺人も仕方がないことになってしまう。

映画「モダンタイムス」では、産業革命により、工場が機械化され、人間が翻弄される話だった。
それを主人公は思い出す。

これぞ伊坂ワールド、っと納得できる読後感と、作品自体の面白さは抜群。

『そういう風になっている』というシステムの話も違和感無く構成されていて
キャラクターの個性もわかりやすく面白い。

「人生は要約できねえんだよ。人ってのは毎日毎日、必死に生きてるわけだ。
つまらない事をしたり、誰かと言い合いしたり。
そういう取るに足らない出来事の積み重ねで、生活が、人生が、出来上がってる。
だろ。ただな、もしそいつの一生を要約するとしたら、そういった日々の変わらない日常は省かれる。

(中略)

でもって、『だれそれ氏はこういう人生を送った』なんて要約される。
でもな、本当にそいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。
それこそが人生ってわけだ。つまり」

「人生は要約できない?」
「ザッツライト」

『 人生は要約できない。要約したときに抜け落ちる部分こそが、その人の人生なのだ。』



おすすめです!


では!
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by fbmitu | 2013-03-28 19:29 |
アグルーカの行方
角幡唯介さんの「アグルーカの行方」 を読む。


「空白の五マイル」「雪男はむこうからやってきた」「探検家、36歳の憂鬱」
に続いて4冊目。


今回は福井に行く際にバスの中で読むため、梅田の紀伊国屋書店で買った。
レジにはつい先日、結婚して2次会に呼んでいただいたAさんがいた。

私のレジを担当した女性も2次会にいたそうなので挨拶したのだが
Aさんが「ほら、帽子がぶっててカッコイイって言ってた人」
とかなんとかレジの向こうで会話している。


その件について詳しく聞きたいのでAさん、連絡下さい。



さて、福井に行くまでに読了しなかったのですが読み応えがあって
帰ってからもずっと読んだ。


北西航路を発見すべく北極海に向かい、隊長以下129名の乗組員が行方を絶ったフランクリン探検隊の
伝承、それを織り交ぜながら追体験する角幡さんと荻田さん両氏の極地探検(探検と書いてよいのか?)


角幡さんの文章は極地においても自分を客観視するような表現、そしてどこか冷静な心理。
ここが何より面白い。格好付けたりわかりにくい表現が無いのが現代らしくて。

面白いあの文章がかえってナルシストなのかなー?って思えるが。


極地においての体の異変や、野生動物を銃で仕留める場面。
その心理など、詳しくわかりやすく読みやすい。

後半のノンフィクションミステリーのような部分もワクワクした。

参考文献の数も多く、これほどの本はなかなか無いなー。本当に面白い。


いったいなぜ人は極地に向かうのか?



この本を読む前は、「探検家、36歳の憂鬱」か「空白の五マイル」
は読んでおいた方がいいでしょう。

著者の冒険、探検に対する考え方をある程度予備知識としてあった方がいいので。



では!
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by fbmitu | 2012-10-18 16:01 |
まほろ駅前多田便利軒
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三浦しをんさん「まほろ駅前多田便利軒」を読む。


第135回直木三十五賞受賞作品。
まほろ市駅前の便利屋「多田便利軒」。中年の便利屋の「多田」と、彼の元へ転がり込む「行天」。昔から親しい友人でもない彼らはちぐはぐで、人生において影を持ちどこか人生を捨てている二人。影を描きながら暖かい秀作。

高校時代、アクシデントで行天は小指を切断し縫い合わせて再生するが、大人になってもそこは冷たい。この小説のモチーフ「傷はふさがっているでしょ。たしかに小指だけいつもちょっと冷たいけど、こすっていればじきぬくもってくる。すべてが元通りとはいかなくても、修復することはできる。」
人生の再生、幸福の再生。


読んでいて気持ちがいい。
テンポであったり、文体であったり、言葉選びであったり。


他の作品も読んでみよう。




では!
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by fbmitu | 2012-09-28 10:17 |
ヤノマミ
国分拓さん「ヤノマミ」を読む。

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いや、すばらしい本だった。

人類学、研究者でない著者が。
生のままの人間として受信体となり、受けた印象や衝撃、垣間見たシーンを、
分かりやすく、正直な感想で文章にまとめている。


もし自分がいっても同じような感想、そこまで強く思えないかもしれないが
近いようになるのだろうと思う。だからこそわかりやすい。


ノンフィクションが好きな方には是非、っていうかけっこう読んでる人多いか。。。



話は変わるが最近ブログを書かなかったのは単純に忙しかったのと本を読みまくってたから。
その間にやはりアクセスが下がる下がる。非常にショックを受けた。


なのでもう少しペースを上げて書こうと思っている。


あともう一点、最近会うたびに「痩せたね」って言われる。
実際すこし痩せたので事実なのだが非常に嬉しい。

うそでもいいので言って下さい。




では!
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by fbmitu | 2012-09-25 19:55 |
新選組 幕末の青嵐 抜粋
昨日紹介した 新選組 幕末の青嵐 

カッコイイ部分を抜粋したい欲が出たので抜粋します。

女性の書いた本っぽくない、とてもカッコイイ新撰組の方々です。




「私は、剣の勝負に勝って、でも『負けた』と思った試合がいくつかあるんです」
「それはね、自分の思った剣が振るえなかったときなんだ。
はっきりはわからないけど、『なんか違うなぁ』って思いながらやっている。
結果勝っても、それはやっぱり負けなんです。
勝っても負けているのは、負けるよりずっと辛いんだよなぁ。
負ければまだ学べるけど、ごまかして勝つと情けないだけだ。
自分ではない剣を使っても意味がないですからね。
もっとピーンとしていないと。それは勝負以前の問題かもしれないですけどね」

沖田総司



自分にはこれしかない」と思い込むことなど意味がない。
自分らしさは自ら決め込むものではない。
他人が勝手に判断すればいいことだ。

永倉新八


なにも持っていないということは、実は強い
こうした動乱の時期こそ、なにも持たぬ者からなにか生まれてゆくのかも知れない。

山岡鉄太郎



俺はね、近藤さん、自分ではなにもしないくせに、口先ばっかり勝手なことを言っている奴を一番軽蔑してるんだ。
そういう人間に限って、『やればできた』と言う。あとになってから言うんだ。
でも俺たちはちゃんと一歩を踏み出しただろう。無理だと言われたことをやり遂げた。
俺たちはなにも、恥ずべきことはないんだ

土方歳三


「・・・永倉のことはいいじゃねえか。新撰組を抜けることが、俺には考えられなかっただけだ」

「一匹狼だと思っていたが、どういう風の吹き回しだ」

「あんたにはそう見えたかもしれないが、そんなことでもなかったんだ
近藤さんやら沖田やら、他の連中のこともそうだが、あんたはこれと決めた他人のことは信用するくせに、
そいつから自分が信用されてるとは思えねぇんだな。
完璧に采配を振るうことだけが相手を救うと思っている。
采配なぞ間違っていても、自分の信じた奴がしたことなら、俺はどんな結果でも受け入れるが」

斉藤一


私はね、一番の剣客を目指していたから、人と立ち合って勝つことだけをずっと考えてきたんです。
でも、それだけじゃない、って最近わかってきた。
大きい世界に出て、いろんな人と会って、剣を十分に使って、経験を積んで、ちゃんと自分には剣があることがわかった。
頭じゃなくて、気持ちと身体ではっきりわかってきたんだよ。
だからもう、争わなくてもよくなった。人と争わないといけないような迷いは、もうないな。
だって自分に自信があるからね。
剣を極めるということは、もう斬らなくてもよくなるという事かもしれません

沖田総司



うーん、かっこいい言葉に溢れてること。


では!
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by fbmitu | 2012-09-12 10:09 |
新選組 幕末の青嵐
新選組 幕末の青嵐を読む。

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そんなに期待して読んだわけじゃなかったがこれがかなり面白かった。
ひとりひとりの視点で新撰組の歴史が細やかに、そして鮮やかに描かれている。

また、隊士それぞれの思いもわかりやすくスポットを当てているのがいい。
それぞれの想いや心理が交錯する中で紡ぎ出されたこの物語は、
新選組の全体像をくっきりと浮かび上がらせてくれる。


この物語は新撰組のことを
「こういう事件があった」よりも「こういう人物たちがいた」ことを、
リアルに感じられる。


ラストは圧巻。本当にいい小説に出会った。これは是非読んで欲しい。




では!
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by fbmitu | 2012-09-11 11:25 |
ゼロ! こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?
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発売前から読もうと思ってたのに気がついたら発売していた!!

さっそくかって読んでみようと思う。多分必読でしょう。


高野さんのブログに紹介があったので引用します


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毎年、何千頭という犬を殺処分していたのを、およそ10年でほぼゼロにしてしまったという奇跡の物語…というと、なんだか感動秘話みたいなイメージがするし、可哀想な動物が助けられてよかったね、みたいな感想になりがちだと思うのだが、実は、この本を読んでいると(というか私は妻に取材の話を直接聞いているわけだが)ちょっとちがう。

何の罪もないかわいい動物が無意味に殺されるということは、何の罪もない動物を殺す人がいるということだ。誰が殺しているのかというと、動物愛護センターの人たちなのだ。彼らは犬やネコを毎週、直接手を下して殺すだけでなく、もうすぐ殺すことになる動物を心ない飼い主から引き取ったり、自分が殺すことになる動物の世話をしたりしなければならない。

屠畜場のようにそれが肉になり、貴重な食べ物になるならともかく、殺された動物たちは何の役にも立たない。

ただでさえ辛い仕事なのに、これまた心ない(というか何も考えていない)自称動物愛護家や自称・犬好きなどから「犬殺し!」「猫殺し!」と罵られ、「動物愛護センターっていっても、所詮動物を殺すところじゃん」などと市民から平気で言われてしまう。

犬やネコが特に好きでなくてもこんな職場は辛すぎる。まして犬好き、猫好きなら耐えられない。

「もう動物を殺したくない!」
ある日、職員の一人がそう思った。その思いが他の職員たちにも伝わり、「よし、殺処分をゼロにしよう!」という壮大な目標に向かって、みんなが動き出した。周囲の多くの人は「そんなものは夢物語だ」と相手にしなかったのに。

そう、これは単なる動物愛護の話ではない。自分の仕事が嫌なら、いかにそれを好きな仕事に変えていくかという、
「仕事モノ」ノンフィクションなのである。

熊本市動物愛護センターは今は本当に動物の面倒を見て、新しい飼い主を探し、犬やネコが幸せにする手助けをすることを仕事としている。
片野の話ですごく印象的なのは、「センターの人たちは仕事が増えることを全然苦にしてない。むしろ喜んでいる」というもの。

多くの日本人は過酷な労働に悩まされているという。
その対処法は、ふつう「仕事の時間を短くする」「負担を減らす」というものだが、なんといってもベストなのは、
「仕事を楽しくする」ということだ。
自分の仕事を楽しくするために全力で戦った熊本の公務員たちはかっこいい。

ちなみに、片野は熊本へ取材に通っていたが、職員をはじめ関係者に話を聞くのはもっぱら居酒屋だったという。
馬刺しを肴に米焼酎「しろ」を傾けながらでないと、照れ屋の熊本県人のみなさんはなかなか話をしてくれないそうだ。
それもまた、私にとても親近感を抱かせるのである。


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(引用終わり)


興味のある方は是非!


では!!!
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by fbmitu | 2012-07-04 19:29 |
銀二貫
ずっと前に読んだ本だが、映画ブログになってもあれなんで
どんどん感想を書いていこうと思ってる。

ちなみに最近は山登りも書いてないがなんだかんだと行ってます。実は

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銀二貫    高田 郁 


高田 郁さんの本はこの本で初めて読んだ。
そのころはみをつくし料理帖のシリーズが2作くらい出ていた頃だったと思う。

あまり女性の作家は読まないのだが、何故か惹かれて購入。


寒天問屋、井川屋の主・和助が仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救うところから始まる物語。
鶴之輔の成長と共に彼を取り巻く人たちの生き方と様々なところで関わる「銀二貫」が描かれている。
彼の天涯孤独の身を支えてくれたのは、人々の温かい人情だった。


商売人、人間としての誠実に生きること、そして人との繋がりの大切さを感じれる良書です。
読んだ後はきっと人優しく出来るでしょう。


ラストの、和助と番頭の善次郎の粋な会話は思い出しても号泣です。



では!
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by fbmitu | 2012-05-15 18:00 |